客観視は大事だけど相対視も大事だよねということに気づいた
こう見えて真面目なので、何かをする時に勉強したりするんですよ。
とりあえずやってみるけど、それと並行して結構調べたりします。
ホントに何も考えずに自分の直感だけで何かをするということはほとんどないです。
そんな中で、教科書的なものとか、教えみたいなものを見る時には、自分を客観的に見るだけじゃなく相対的に見ることも非常に大事だということを最近学びましたので、それについて話していきます。
教科書的なもの、教えみたいなものとは何か
まず最初に教科書的なもの、教えてみたいなものとは何かについて説明します。
敢えて「的なもの」という言葉をつけていますが、今の世の中には、教科書と名乗ってはないけれど教材的な役割を果たしているものがたくさんあります。
わかりやすくて最近の流行りだと、筋トレ動画とかが該当します。こういう筋トレをしたらこういう筋肉がつきますよというあれです。
マインドとか生き方について解説してる動画も該当しますね。こういうことすると幸せになりますよみたいな。
つまり何も本だけじゃなくて、YouTubeだろうと、ブログだろうと、知識やアドバイスを伝えるものも、教科書的なもの、教えみたいなものに当てはまります。
客観視の重要性
客観視の重要性は結構みんな認識あると思うんですよね。
客観視ができないと、自己評価と他己評価の差が大きくなりすぎて、本来すべきことをせずに、すべきでないことをしてしまうということが起こります。
また、別に自分をことを言われてるわけでもないのに、勝手に感情的になって文句をまき散らす人たちも主観が強すぎますね。メディアに踊らされていちいちクレームつけてる人たちがそれです。
だから一歩引いて、他人のことのように自分を見たり、数字や事実で自己を認識するのが大事だということです。
相対視の重要性
では相対視が何かというと、世の中とか平均値と比べて自分がどういうポジションにいるのかを見るということです。
ただ客観的に見るだけでなく、自分が比べるべき対象の中で、どういうポジションに位置しているかを踏まえて判断するのが重要です。
例えば、今の世の中だと「痩せましょう」というアドバイスはどこに行っても見ると思いますが、「太りましょう」というアドバイスを見ることはまずないと思います。
でもそれは世の中には肥満気味の人が多いからそういうアドバイスばかりになるわけで、痩せる必要がない人も中にはいます。
実際に、僕はずっと有酸素運動系のスポーツをバリバリやってきたので、僕も仲間も体脂肪率は10%代前半が普通で、20%を超えたら完全にデブという感覚で生きてきてきました。
ただ本来体脂肪率20%は世の中全体の男性で見た時には標準です。
だからすでに体脂肪率10%代前半の人間は痩せる必要はないということになります。
世の中にはやばいやつがたくさんいて、たいていの教科書はそういう人に向けたものになっているから、実践するとむしろ失敗する
前述の体脂肪率の話は数字なので客観視しやすくわかりやすい例でしたが、同じことは他のあらゆること、心理学とか考え方とかコミュニケーションの仕方とかにも当てはまります。
そして数字で表されないものほど客観視が難しく、客観視が苦手な人ほど、やばい人が多いのが実態です。
そう理解すると、世の中の考え方とかコミュニケーションの教科書的なものや教えというのは、ほとんどが極端にやばい人向けになっていることに気づきます。
やばい人向けの方がインパクトがあるし、キャッチーだし、効果があるのがわかりやすいんですよね。だからやばい人向けのものばかりになります。
結果、自分がやばい人でない場合、教えをそのまま守ってしまうと、かえって失敗してしまう可能性があります。
例えば会話術だと、傾聴力だとか共感力だとかがよく言われてますけど、普通の人がやったらやりすぎてしまって、かえって消極的だと判断されてしまうので、やってはだめなんです。
世の中には、マジで横柄で、他人の言うことなんか絶対に聞かず、自分を王様だと思ってるような人がいます。僕の知ってる人にもそういう人はいます。傾聴力だとか共感力だとかは、本来このようなやばい人へのアドバイスです。
普通の人がこれを信じてマネすると、受けに入ってしまって相手が無理しないといけなくなるので、マイナスになります。
自分が想定されている対象者と比較してどのポジションにいるのか
以上のように、教科書的なものとか教えみたいなものを言ってる人が、どういう人を対象と考えていて、その対象と比較して自分はどのポジションにいるのか、それを把握した上で教えを捉えるのが死ぬほど大事です。
一人一人に適切なアドバイスをするのは、相手をことを深く理解していないとできないため、つい一般論のアドバイスをしてしまう人が実際には多いです。
なので、誰かがしているアドバイスは、一般論なのか、それとも自分に最適だと思ってしているのかを見極める必要があります。
そういう時に、世の中の平均と自分がどれだけ一致しているのか、どれだけずれているのかを理解しておけば、一般論なのか自分へ向けたものかを理解できるようになります。
このように考えていくと、自分の場合は、よくYouTubeとかに上がっている一般論の教えみたいなものはほとんどが当てはまらないので、マネしたらダメなんだということに、最近気づきました。